加飾技法 砂子金銀箔砂子紙 箔を筒で目を揃えて細かく砕いて、砂子を数回に分けて蒔き、押さえることを繰り返し、濃淡を作ります。 櫛引油性のインキを紙にかぶせ、櫛目のついた道具で擦りとり、波目を作ります。 金彩膠で溶いた金粉を紙に吹き付け、さらにコーティングすることで、落ちにくくしてあります。 泥引き 金や銀の箔を細かく擦り砕いた泥を、指で丁寧に少しずつ、不純物の少ない膠と練り混ぜていきます。そうして、後で泥が落ちないように用意します。 からかみ木版雲母を糊や膠で溶いた絵の具をその日の気候で調節し、篩(ふるい) という道具にとり、版面におきます。紙を版木の上にそっとのせ、手のひらで撫でて柄を写しとります。光と陰翳により変化する図案のきらめきや転写された絵の具の偶然の表情が魅力です。山帰来、水面、木蓮、もみじ、野ぶどう、波と桜、欄などの図案を用意しております。砂子アート 紙を吹き付け加工で着色し、その上に箔を贅沢に散りばめました。さらに、コート材で補強し、アート性の高いものにしています。 刷毛引き赤墨刷毛引き紙 数色の刷毛引きを塗り重ねることで、赤色と紙の表情に奥深い味が出ています。 墨描 職人による墨描は、手加工でおこなっています。一発勝負の緊張感がある中で、力強い筆跡や、筆致をつくりあげるのは、大胆さと正確が求められます。 墨流し 墨流しの技法は、平安時代からあり1000年以上の歴史を持つ技法といわれています。水面に墨汁または顔料を落とし、その波紋の模様を紙や布に写しとる染め技法のことをいいます。墨流しは、水の状態、水の成分、室温、塵埃、顔料、紙など、多くの要素が微妙な影響を及ぼすので、同じものを作ることの出来ない偶然性のより強い加飾技法です。この偶然性が墨流しの魅力ともいえます。 シルクスクリーン 捺染印刷ともいいます。枠にスクリーンを張ったものに模様を焼きつけ、スキージを用いて型紙の染付と同じように模様を摺り込みます。型紙と違い、濃淡は網点による濃度の変化により、さまざまな模様を表現します。インクによるコクのある風合いが持ち味です。 きらら紙 きらら雪と月シリーズには、整然と刷毛引きが複数引かれ、上品に。雪シリーズは雲竜紙の紙肌そのままに、高貴に。ともに、雲母のコーティングで真珠のような輝きがあります。 FacebookXHatenaPocketCopy